高校英語
①速読英単語(必修編)
中学英語でも申したように、まずは英文をある程度きちんと学びます。
主に五文型と構文を意識しながら、10色の色鉛筆を駆使して、構文、動詞の語法、関係詞、副詞節など文の中でのつながりを意識しながら塗り分けます。英単語の項目も、熟語や構文など必要なところはを並行してマークしていきます。1回2レッスンずつで、約20分弱で終わります。
生徒は、自宅で、色付けした英文を構文を意識しながら復習してきます。
復習の仕方 (ここでよく勉強の仕方を尋ねられるので示しておきます。)
回数は1日最低2回は、復習をする。そして、毎日復習することが大切なので、日常生活に組み込む工夫をすることです。
朝起きて布団のなか、学校の行きかえりの交通機関の中、夕食の前、風呂に入る前、入った後、寝る前などがあげられます。
目標は1日5回視る時間を作ることです。始めの4日間は、半分覚えられたらいいな~くらいの感じで、あまりプレッシャーをかけずに視ます。(あまり覚えないといけないと思うと頭に入っていきにくいからです)5,6日目で、まだ覚えていないものを中心に、少々気合を入れて覚えていきます。最終日は、覚えにくかった単語を中心に覚えきってしまいます。間違っても、塾で確認のための勉強と称して、前日に一夜漬けで覚えるということはしてはいけません。長期記憶にならないからです。その暗記した行為が資産として自分のなかに残らないので、費用対効果がよくないのです。だいたい35レッスンくらいから、特に英単語が覚えるのがつらいという感覚がなくなってきます。それまで、がんばることが大切です。高校の良し悪しは関係ありません。ただの言葉ですから、繰り返せればものになります。
文の復習の仕方は、単語をおぼえつつ、意味がわからなかった単語には、黄色で、本文にマークして、右の日本文の対応する箇所に同じように黄色でマークします。そして、上から順番に、「1,2,3,・・・」と左上に小さくふっていきます。英文を読んだときにわからない場合にすぐ確認できるようにするためです。
英文を読むとき、理想は、英語のまま理解できるようにして150wards/1minのスピードですすめることです。
理由は、英語でコミニケーションをとるときも英語を読むときも、英語のまま理解して、日本語を迂回せず英語のまま考えるからです。
しかし、いきなりは無理です。まずは、構文を理解しつつ、日本語訳を頭の中に描きながら読んでいいのです。
理想と現実のギャップは、繰り返して理想系に近づけていけばいいのです。
なかなかスピードが出てこないという場合、CD(併設されているヒアリング編)を購入して、文を聞きながら、完全に外国人の発音を真似して、そのまま自分の声をかぶせて繰り返していきます。毎日続ければ、半年位から、英語という苦手が無くなります。
併設されているヒアリング編を行い仕上げるという方法を取っています。
ここで、声に出さずに日本語を読むように読む方が早く読めることに気づきはじめると思います。
もうここまできたら、日本語を読むように黙読してください。
そうしたら、国語の読み方と同じ手法を使って、問題を解いていきます。
しかし、まちがっても、いきなりやらないことです。記憶の定着に良くないです。
②次に中学英語でも述べましたが、英文法を始めます
基礎英文法問題精講または英文法頻出問題演習又はNEXT STAGEの中から一冊選んで、文法を学びます。
1冊を完璧にやれば、基礎はできます。
文法は、まずひととおり自分なりの解答をつくっておきます。
誤っているところを中心に全体を説明していきます。
解答を3mmの赤ペンで解答を書いて、重要なポイントは、どんどん書き込んでいきます。
復習は、なぜその答えになるのか、理屈を考えながら覚えていきます。
何回か(5回程度)繰り返した後、それでも回答を得られない問にマークをつけて、そこを中心に繰り返します。
20回転ほどすれば、ほぼ完成でしょう。
あとは、忘れないように、一週間に一度は復習をします。
帰国子女の人たちが、「なぜ実際に使わない文法をやる必要があるのか」といいますが、
「それが受験英語であるからやむをえない。ただ、それによって英語の表現が広がるから。」と説明しています。
②’リンガメタリカ
時事問題が中心で、実践的な英文を学べます。
やり方は、速読英単語と同じです。
時事の背景知識が説明されていて、それを何回も読んでおくと、受験のときに下線部和訳のとき役に立ちます。
また、英文に出てきたとき、それがキーワードになることにより、英文の見通しが良くなるからである。
③英語構文詳解
並べ替え問題形式になっていますが、英文がきちんと文法的に理解できるように読みすすめます。
ノートに必要事項を日本語とともに明記して繰り返し復習します。
並べ替えはもちろん、英訳を受験の約束事にそってできるようになります。
④英文解釈教室
構文詳解を終えた後に進めます。英文は、かなりへんてこりんで、難しいですが、これを終えれば、そんな英文も解釈できるようになります。2次試験の下線部英語和訳で、自信を持って解答を書けるようになります。
京都、一橋には、ぜひすすめておくことが必要でしょう。
後は、早稲田、慶応は、上記のものを復習しつつ、英単語を補強していくために、
速読英単語(上級編)、速読多読英単語などで、英単語のボキャブラリーを増やしていきます。
⑤英文和訳演習(中級)
日本語訳の練習と構文の把握力をチェックします。
⑥英語総合問題(中級)で総合力をチェックします。
⑦英作文は、駿台の300選を英文をその英文をイメージして、英語のまま暗記します。
このとき始めは日本語に対して対語的な英語をあてがうような暗記はしません。
英語を使用するときは、日本語は解さないからです。
英語のまま理解して、英語のまま思考して、アウトプットするからです。
これができたら、日本語を見て、英語が口をついてくるまで繰り返します。
そして、ZKAIの英作文を2冊読み、鬼塚先生の京大の英作文で、日本語の英作文用の日本語への変換の練習をします。
⑧私立対策として、Z会の英文法問題集を2冊やって、文法と語法をチェックする。
⑨過去問題
⑩医学部の場合 医学部の英単語が、おすすめです。
いままで覚えてきた英単語の意味と異なる意味を知らないと、医学部の英文は訳せないことが多々あるので、必須だと思います。
生物の知識がないと読み進めるのが難しいです。生物の単位を高校で取っておくことを進めます。
大体このような感じで、基本はすすめていきます。
英語の勉強時間と計画の例
静岡学園の普通科で、偏差値28のとき造った東京理科大建築合格作戦英語編です。
英語偏差値を65以上にすることを目指して、まさに0からの勉強でした。
(目標は東京理科大の合格に必要な英語力をつける)
A.次の1-6について1カ月ぐらいは繰り返す
①速読英単語(必修編)1日に5レッスンを2回する(合計で10)→1週間で1冊
(目標はCDを聴きながらかぶせ読みをできるようにする)
②基礎英文法問題精講1日に1レッスン合計で7レッスン→2週間で14レッスンする
(目標は完全に理解)
③英語構文詳解1日に1レッスン合計で7レッスン→2週間で14レッスンする
(目標は完全理解、重要構文の暗記)
④新英文法頻出問題演習(熟語編)1日に100個をやる→1週間で1回転する
(目標は完全に理解)
⑤多読英語長文2日で1レッスン合計で約2カ月で1 回転する
(目標はCDを聴きながらかぶせ読みをできるようにする)
⑥英文和訳演習(初級)1日に1レッスン合計で20レッスン→20日で1周
(目標は完全に理解)
B.時間的には大体次のような時間が必要と思われます
ただし合計時間は①と④については勉強の細切れ時間にやるということで含めていません
①15分2回:②30分:③30分:④20分:⑤90分:⑥45分:合計3時間15分
C.約1カ月から2カ月ぐらいかけて基本を学んだ後、復習を十分してもらい、下の⑦-⑨をやりました。
⑦英語長文読解問題精講
⑧英文法標準問題精講
⑨英文解釈教室
①~⑦までと、⑨をやった段階で、受験勉強はタイムアップでしたが、偏差値68までいきました。
建築ということもあり理科大にいきまして、そのまま有名な先生の研究室のある大学院にいきました。
鞄持で、ドバイ、ベトナムといっているそうです。
受験時代、坊主頭にして、図書の近くの公園で、単語カードにむかって声を出して暗記していたら、
幼い子が近くに寄ってきて、そのお母さんが「よしなさい、こちらに来なさい」といわれたことがあるようですが、
今になってはいい思い出です。
声に出して五感を使って暗記するのは長期記憶になって効率が上がります。
大学にいってもこのとき培った単語力は役に立ったといっています。
更に時はたち、深谷市役所新築をメインの設計士となりやり遂げたそうです。