物理
参考書の進め方
基本は、『①物理のエッセンス→②名門の森(名森)→③過去問のパターン』
で、大方の大学は、カバーできます。
①始めに物理のエッセンスをやるのは、網羅性に長けているからです。
受験問題で出題されるほとんどは、エッセンスの問題と絡んでいるからだ。
そして、体系的に受験物理が効率良く学べる。
(網羅性という意味では、前田の物理がいいが、問題の難易度が高く初学者には、キツイ。
親切な物理もいいが、分量が、多すぎるので、問題の取捨選択が難しい)。
②次に、名森の森をやるのは、模試、過去問などをやるとわかるでしょうが、
基本事項の絡み合った問題は、その理論を前もって理解しておかないと、自信をもって解けない。
いわゆる「ふわふわした状態で、不安の中、問題を解き続けないといけない」、
大問のなかにある最後の問題は、計算も複雑になることが多く、
大体、受験は、理科2科目を120分或いは、150分で解くという時間的制約状態にあるので、
時間が非常にタイトである。よって、前もって、解いてあるという経験がないとつらい。
名森をやるのは、エッセンと同じ著者であり、名問も入っているからだ。
(ほとんど上記に挙げた最終調整的な問題集には、学習効果の高い良問題が同じように搭載されている。
これは、いらないだろうというものもありますが‥‥。
重複して搭載されていて、解答の説明が変わっているだけである。)
③最後に、演習として、過去問をやり、自分の苦手分野を上記に挙げる参考書(④)でやれば、自身をもって受験できます。
この過去問は、時間を計ってやるべきです。
そして、括弧の中を埋めていくときに、流れに乗れないとキツイので、その感覚も養うことが必要です。
最後に、国立医学部、東大、京大、受験者は、苦手分野や、二つの項目が絡み合っている問題などの演習が必要な場合は、
④為近の物理演習・難問題の系続と物理(難系)、数研の重要問題など演習を総復習としてやればいいです。
2.勉強方法
①ノート化と公式集
まず自分の思考をノートに残します。
つまり、あるフォームを決めて、問題をまず書き、その下に、解答(思考の後を残す)を書いていきます。
問題を書く理由は、一見効率が悪いように思えるかもしれませんが、
問題自体を理解し、解く上での条件と 解答との連関を理解する上で必要です。
この間題を書くとき、条件などを箇条書きにして、復習効率を高めるために、
2回目に復習するときより短時間で、記憶を呼び戻せるように、ポイントもあわせて書き表します。
大変かもしれませんが、この作業によって、物理の勉強の90%は終了します。
後の10%は、復習に充てるのです。
必要な時間は、1間あたり3~5分くらいになりこ1時間で15~20間、1週間で100~140間できます。
これは、受験に必要な問題量にあたります。
最終目標は、受験の時に使える知識と運用能力を受験範囲において、どれだけ習得するかによります。
(実際のノートの取り方は、別表参照。)
公式は、ノートの右に書き込み、かつ、公式集を作成します。
その分野を概観し、公式のつながりを把握し 正確な記憶と公式利用の注意点を書き込み、
公式のもつ深い意味を理解します。
②エッセンスが難しいと思う場合の対応
A、わからないところが山積みの人一佐為のような先生の指導を受ける
学校の先生で丁寧に教えてくださる方を見つけるのがベストです。
エッセンスが難しいと思う場合、まず基礎力が足りないと考え、基本問題の必要性を感じ、
教科書対応の問題集の公式をただ代入する問題を繰り返す人がいるが、これは、効率が悪い。
これは、基本を取り違えていることによる誤りである。
これは、大数でも取り上げられているが、自転車を補助輪なしで乗れるようになるために、スタンドを建てて、ひたすらペダルをこぐ事と同類である。無駄ではないかもしれないが、誰にも滑稽に思えることでしょう。転んだり、つまずいてはじめて、ひとりで乗れるようになるのである。このつまずくというのが、わからないところにあたります。このとき、後ろで多少サポートしてくれる人そのような先生が一番良い)がいると、より早く、バランスを体得でき、より早く乗れるようになります。
だから、信頼のおける学校の先生がいない場合、対応できかつ実績のある私塾として、
佐為の存在価値があると思います。
B、自力で理解できるが自力で解けない問題が多い人一モラトリアム勉強法
モラトリアム勉強法とは、理解してノート化していく事を続けていきます。
これを、参考書の進行に合わせてやっていきます。
はじめのエッセンスでは、わからなくても、次の参考書にいくときには、わかる問題が、増えていきます。
今は、自力で解けなくても、将来、受験時に解ければいいのです。
その分野をやり終えて改めてみると、「あ!そうか」と、見通しが良くなるものです。
将来に先延ばしに、まずはひととおり概観することです。